魔物から回収される結晶、魔物を遠ざけるための結界の燃料であり、様々な魔道具に利用される魔術的なエネルギー源である。そのため、需要は減らず、魔晶片は、国家や地域を問わず大体同じ価値で、 安定的な取引きが行なわれている。
バルネ沼地と大森林の入り口に設置された大規模なキャンプ地である。最近は規模が大きくなり、新たな居住地としての機能を持ち始めている。開拓者ギルドは周辺の調査を進め、大森林の調査のベースキャンプとして周辺の開拓を管理する場所として結界炉の配置を計画している。
フロンティアポイントの北側に広がる森林地帯のひとつ。初期開拓者の一員で、ルンデンおよびフロンティアポイントの建築に尽力した薬草医ミルカが隠遁し、森林の奧に薬草畑と庵を設けてひとりで暮らしている。
フロンティアポイント南方に広がる沼地。食用に向く淡水魚や鳥たちを狙って漁師(猟師)たちが活動している。彼らは狩り小屋を建て、獲物を狩猟しながら日々を過ごす。沼地に生きるワニ、鳥のような姿の魔物など危険な生物たちもいる。
古代文明より更に以前に存在していた文明であり、ヘイジ古代遺跡の地下やアーカーシャの塔、アーティファクト等を作った文明。ミッドガルド世界の住民は古代文明とこの超古代文明を混同しているが、明確に別の文明である。
ハイブラゼル大陸の東側にある大陸で、西ルーマ帝国を中心として大小さまざまな国家が存在する。テレパッサ大陸とハイブラゼル大陸のルンデンまでの距離は、船で1週間ほどといったところである。
大陸諸国が共同で設立した国家間組織。開拓者の支援、相互補助を目的とした組織である。名目上ではあるが、アルビオンに本部があり、最高意思決定機関である開拓者ギルド評議会が存在する。評議員は開拓者ギルドのスポンサーであり、さまざまな国の名士がその名を連ねている。評議会議長はギルド設立に尽力したアルドレッド卿が務めている。ギルドのルンデン支部が事実上の本部機能を有している。現在は、フロンティアポイントを中心に開拓を進めている。
フロンティアポイントからほど近い場所にヘイジという開拓者が発見した古代遺跡がある。石造りの神殿のような建物を中心にいくつもの石像や祭壇らしきものがある。古代の神殿跡と考えられているが、石像は魔物と思しき異形が多く、古代人は魔物を信仰の対象にしていたのではないか、と現地では考えられている。
バルネ沼地から先は大森林と呼ばれている。生い茂った木々は、単純な侵入を妨げる。河川も流れているが、大型の船では侵入できず、小型のボートやカヌーでは、河川に潜む魔物に転覆させられてしまう。
「このクエストならあなたにピッタリなんじゃないかしら」ギルドの受付嬢のエルフ女性。看板娘として振る舞い、愛想が良く、包容力もあるため街の人や開拓者に親しまれている。(なお、実年齢の話はしてはいけない)
破滅者と呼ばれるものたちがミッドガルド世界で、虚空士たちに攻撃を仕掛けてきているようだ。このことはまだほとんど知られていない。彼らの目的は虚空士の持つ虚空晶にあるようだが、狙う理由は明らかになっていない。
神の聖歌によって回復を担うクレリックの男性。アルビオン本国の裕福な家庭に育った青年で、温和な性格である。生来の悪人はいないと考えているお人好し、聖歌の力で世の中をよくすることができると信じている。魔物を強く嫌う一面も。
冷涼な高原地帯の先には、氷結山脈と呼ばれる大山脈が横たわっている。3,000m級の山々が連なり、最高峰は4,000m級と目測されている。中腹を超えると万年雪に覆われており、氷雪と強力な魔物たちも人々の行く手を阻む、ハイブラゼル大陸の既知領域の北限である。
フロンティアポイントから南西の位置する。ルンデン建築のための鉱石を生み出した坑道跡。レッテは坑道を開いた山師ドワーフたちのリーダーの名前。廃山となったのは、鉱脈を掘り進むうちに強大な魔物を掘り当ててしまったためである。
「われわれ開拓者ギルドはキミに期待している。若き開拓者よ」ルンデンから派遣され、フロンティアポイントのギルド支部長を務める男性。慎重で思慮深いが、決断が遅れてしまう一面も。ただ結果的に選択を間違えたことはない。
「さぁさ、みなさん。はるばる持ってきた最高級の茶葉がありますよ」やたらいいタイミングと場所で商品を売っている旅商人。沢山の荷物を持っているが、小柄で身のこなしも素早いのは草人族ならでは。名前の割にいつも晴れている日に商売をしている。
開拓者ギルドの事実上の本部といえるのが、ルンデン支部である。このルンデンという都市自体が開拓者ギルドによって建築された開拓者のための都市であり、ハイブラゼル大陸唯一の文明地である。
遺跡街道の西端、ジャック・バーの宿の先の砂漠地帯は未踏の砂漠と呼ばれている。その名の通りの未踏破地域であり、砂漠地帯特有の強烈な寒暖差や水分補給の難しさ、そして大砂虫と呼ばれる巨大な環形動物の魔物の脅威によって、探索はあまり進んでいない。しかし、点在するオアシスには遺跡があること、そして街道が砂漠に続いていることから、かつてはオアシスを中継点とした隊商交易路があったようだ。
ミッドガルド世界の異人種のひとつ、黒妖精族と呼ばれる。大兵肥満で短躯の者が多く、 鉱山を中心に地下生活を送っている。鍛冶や細工師として優秀で、ドワーフの鍛冶師の作る 武具の優秀さや金細工や宝石細工の華麗さはよく知られている。
異世界を調査することで世界の発展を担う、「虚空ギルド」に正式に登録された異能者。「虚空」を制御するための「虚空晶」の埋め込まれた特殊な靴と専用の隊服を貸与されており、ギルド管理の「虚空門」を使い「虚空回廊」を通って異世界の調査に赴く。能力にはレベルがあり、上位のものは「回廊」の接続の無い世界に行くこともできる。
ミッドガルド世界の異人種のひとつ。半人半獣の種族で、獣の膂力と人の技を兼ね備えた強力な戦士。傭兵として都市部で生活する者、氏族単位で傭兵団として放浪している者が多い。
フロンティアポイントの北に位置する湖。フロンティアポイントとルンデンの水源のひとつであるゼロス川の源である。サルディア湖から流れるゼロス川はニューヴィレッジの近くを通り、ルンデン湾に注いでいる。サルディア湖に注いでいるパラス川の源流はさらに北の山脈地帯からの雪解け水であり、未だにその源流は確かめられていない
ミッドガルドは、17世紀ぐらいの技術、社会通念などを持っている。都市には市民階級が生まれ、人口100万人規模の巨大都市が世界の中にはいくつか存在している。ミッドガルド世界と源世界で大きく異なるのは魔法、魔物の存在と、源世界の一般的な人間族とは異なる外見的特徴を持った異種族としてのヒトの存在である。
鍛冶屋の親父、ドワーフの壮年男性。スキンヘッド+長い顎髭の筋肉ダルマで隻眼。酒とバクチが好き。扱えるものが幅広いため、かなりの経験があることがうかがえる。
近接系戦闘職ファイターの男性。傭兵業をしており、戦場で目立ち、騎士となるために派手な服装をしている。金属製の武具は高級で万年金欠に悩まされている。肉体的にも精神的にもタフガイ。
メイドスタイルのウェイトレス。人なつっこい笑顔がかわいい明るい少女。冒険話を聞きたがる。これは客の話相手をしているあいだはサボれるためでもある。女将のアンナは姉。
「予備の武器は大丈夫ですかー?」 ドワーフ族の少女、祖父である鍛冶屋のデリー親方が商売に無頓着な職人気質であるため、代わりにお店を切り盛りしているしっかり者。慎重な性格で、開拓者にも武器の予備や整備道具などの購入を勧めてくる。