ミッドガルド世界での冒険の舞台となる場所、テレパッサ大陸の西方に位置する未開の大陸である。
入植を主導したアルビオン共和国が、入植者を集めるために神話の楽園「ハイブラゼル」になぞらえて命名した。
現在は、開拓者ギルドが中心となり、大陸東端の港町ルンデン市、そこから西側に進んだ場所にある開拓地フロンティアポイントの2箇所を中心に人類が入植をおこなっている。
未だに大陸の西端に達したものがいないため、大陸の大きさや正確な地図、どこに何があるのか、ヒトが住んでいるのかなどは分かっていない。
非常に魔物が多く、長距離に移動には大きなリスクがある。魔物避けのアイテムは必携である。
北部に行けば寒くなり、南部に行けば熱帯となる。
現在は北部は「氷結山脈」という山脈地帯、南部は「大森林」と呼ばれる巨大な熱帯雨林、西部は「未踏の砂漠」と呼ばれる果てしない砂漠という難所に阻まれ、探索は難航している。
ハイブラゼル大陸にはヒトの手によるものと思われる石造りの遺跡が点在する。
かつてこの地にヒトの文明があったことを意味するが、ヒトの集落の痕跡は見つかっておらず、どのようなヒトが存在していたのかはわかっていない。
サルディア湖以北は高地となっており、高原地帯を経て、氷結山脈へと繋がっていく。
北へ向かうと総じて、気温は下がっていき、気候は寒冷化していく。植生は針葉樹林が増えていく。
森林地帯には、町や神殿の跡地が存在している。山岳地帯には、神殿あるいは墓所がいくつも存在し、内部には墓所を守る魔物が存在する。
総じて北方の魔物は体毛が長くなり、大型化している傾向がある。南部と同種の魔物でもよりサイズの大きいものが表われる。
巨大な爪を持った大爪クマ、巨大なトナカイに見える狂乱シカ、強い毒を持った双頭ヘビなど森林の魔物が怖れられている。
これは氷山地帯に入り込んだ開拓者がまだ少ないということもある。
大陸西部は乾燥したステップ気候の平原が続く。
平原には遺棄された都市の跡地が点在している。
都市間を繋いでいたと思われる街道あるいはその跡が残っており、開拓者はこのルートを通じて開拓を進めていくことになる。
平原は、放牧地として期待されており、フロンティアポイントを拠点に西方への進出を決定している。
これらの街道は、開拓者から遺跡街道と呼ばれている。
遺跡街道の終点にはジャック・バーの宿があり、その先には未踏の砂漠と呼ばれる砂漠地帯が広がる。
遺跡街道沿いに町の遺構が点在している。
これらの廃墟を利用して後に開拓者ギルドが開拓地を決めるかも知れない。
砂漠地帯にも砂に埋れた遺跡が点在しているようだ。
そして一際目を引くのが砂漠の上空に浮かぶ「アーカーシャの塔」という巨大な構造物である。
高速で走行するダチョウのような魔物トレイルライダー、黒い犬のような姿の魔物シャドウドッグ、イナゴのように群れで攻撃をしてくる昆虫型の魔物レイザーホッパーなどが存在する。
南部は温帯から熱帯の気候で、湖沼地と熱帯雨林のジャングルが広がっている。
フロンティアポイントの南方にはパルネ沼地と呼ばれる地域が広がり、その先には大森林が存在する。
大森林の入り口には、ジャルジャンキャンプと呼ばれる探索拠点が設置されている。
沼地地帯の遺跡は沈降しているのか、自然にできた洞窟の奥や沼の中で見つかることが多い。
大森林の探索は進んでおらず、森に呑み込まれた遺跡が多いが、巨大な神殿のような構造物等が見つかっている。
さまざまな魔物がおり、フロンティアポイント周辺にくらべるとずっと危険である。
パルネ沼地では、ワニのような巨大な口を持ったパルネ赤ワニや肉食の魚キバウオ、大森林や水深の深い河川には巨大なサメ状の魔物ブルシャーク、大森林では、キラーエイプの三次元攻撃に注意を払う必要がある。