破滅者と呼ばれるものたちがミッドガルド世界で、虚空士たちに攻撃を仕掛けてきているようだ。
このことはまだほとんど知られていない。
彼らの目的は虚空士の持つ虚空晶にあるようだが、狙う理由は明らかになっていない。
なお、今のところ、源世界は襲われていない。
破滅者の拠点がどこにあるのかはわかっていない、源世界にあるのかもしれないし、ミッドガルド世界やそれ以外の異世界にあるのかもしれない。
彼らの使う虚空技術が虚空士達のものと似て非なるものであり、虚空士達とはまた違う知識を持っていることだ。
破滅者は世界の破滅を目的としている、やがて来る宇宙の終わりを生き残る世界を見つけるために世界を絞り込んでいるのだ。
その結論に至った根拠は明らかになっていないが、世界を少なくすれば、宇宙の終わりを遠ざけ、あるいは一部の世界だけでも宇宙の終わりを乗り越えることができるかもしれないと考えている。
そのため、世界を救う活動をする虚空士たちの活動を制限するために限りある虚空晶を奪うのだ。
仮に彼らの結論が正しかったとしても、破滅者にとって「必要」な世界を残し、「不要」な多くの世界を犠牲にする思想は危険である。
破滅者は虚空晶を持たず、その代わりとして身体の一部、触れることの出来る場所に入墨を入れている。
高い虚空能力を持つ破滅者ほど入墨の量が増える傾向にある。